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  1. 大野城市議会 2004-09-09
    平成16年文教水道委員会 付託案件審査 本文 2004-09-09


    取得元: 大野城市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-28
    1:     (開会 午前10時00分) ◯委員長(中西 毅) おはようございます。これより文教水道委員会を開会いたします。  本委員会が付託を受けました案件は、補正予算3件、決算認定の2件、合計5件でございまして、初めに教育部所管分についての審査をして、後、上下水道局所管の審査をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず最初に、第56号議案、平成16年度大野城一般会計補正予算(第3号)について、執行部の説明を求めます。 2: ◯教務課長(中川映一) 教育部補正予算についてご説明いたします。今回の補正予算は、本年4月の教育委員会人事異動及び職員の長期共済費掛金の変更に伴うものでありますので、一括して私からご説明したいと思います。  補正予算書の18ページを御覧ください。  10款1項2目事務局費でございます。本年4月の人事異動に伴い給料、職員手当等共済費を総額で665万1,000円減額補正するものであります。今回、教務課では5名が異動しておりますが、年齢が若い職員との異動になりましたので、人件費が減となったものであります。以下、同じように各課の人件費を補正させていただくものです。  次が、10款1項4目学校給食費でございます。調理員17名分の人件費を組んでおります。給与を26万1,000円減額し、職員手当につきましては、扶養手当通勤手当住宅手当等の支給で59万6,000円増額、共済費長期共済、いわゆる共済年金掛金の増に伴うもので、全調理員分の掛金76万5,000円を補正増させていただいています。なお、この共済掛金はすべての職員において増額になっておりますが、異動に伴う人件費の減額が多い目においては相殺されて、数字としてはあらわれておりませんので、ご承知おきください。  次に、19ページです。  2項小学校費1目学校管理費です。これは学校用務員2名分の、先ほどご説明いたしました共済掛金を10万2,000円補正増するものであります。  次に、3項中学校費1目学校管理費です。これも同様に学校用務員1名分の共済掛金を5万円補正増するものです。  次に、同じく4目校舎等改造費です。異動に伴い職員手当等を21万3,000円減額し、共済費を3万4,000円増額補正するものです。  続きまして、4項社会教育費1目社会教育総務費です。社会教育課では、新規採用1名及び異動4名の人事異動に伴い、給与、職員手当等の増及び共済掛金、先ほどの長期共済ですが、を総額101万9,000円増額補正するものです。  次に、保健体育費1項保健体育総務費です。人事異動1名及び職員の1名減に伴い887万4,000円減額補正するものです。  10款教育費で、総額1,343万3,000円減額補正することで提案させていただいております。  以上で説明を終わります。 3: ◯委員長(中西 毅) 以上で説明が終わりました。  これより質疑を受けたいと思います。 4: ◯委員永野義人) 今の関連ということでお尋ねをしたいと思いますが、今、学校給食の職員さんは17名だったですかね。 5: ◯教務課長(中川映一) はい。
    6: ◯委員永野義人) で、これだけの補正をされておりますけれども、これは正職員と思いますけれども、今年、来年、再来年といいますか、17年、18年、そのあたりでこの職員の方々が退職といいますか、その辺はどのように。参考のためにちょっとお尋ねしたいと思います。 7: ◯教務課長(中川映一) 本年度末で1名退職いたしますので、来年度の1名採用、今、募集が終わりまして、試験が間近に迫っているという状況でございます。それ以降はちょっと私も記憶がございませんが、あと1年は間があると思います。とりあえず来年1年は大丈夫です。 8: ◯委員永野義人) 私は給食の民間委託の関係からお尋ねします。で、1名欠員が出て1名入れられるということは、現状でまだ学校給食の方はそのままで残り、学校はされるということですか。 9: ◯教務課長(中川映一) そういうことでございます。 10: ◯委員永野義人) わかりました。 11: ◯教務課長(中川映一) 訂正申し上げます。すみません。  私、最初、10款1項2目事務局費の、教務課だけ5名を説明しておりましたようですが、学校教育課が8名おります。そのうち学校教育が、異動が2名おりますので、合わせて7名分のでございます。ほかの共済費等はすべて職員に関係しておりますので、職員16名分になります。  追加してご説明いたしました。 12: ◯委員長(中西 毅) ほかにありませんか。(なしの声)ないようですので、質疑を終わります。  これより討論に入ります。(なしの声)討論を終わります。  第56号議案、平成16年度大野城一般会計補正予算(第3号)について採決を行います。  第56議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。(異議なしの声)異議なしと認めます。  よって、第56号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  暫時休憩いたします。     (休憩 午前10時08分)     (再開 午前10時16分) 13: ◯委員長(中西 毅) 再開いたします。教育部に引き続きまして、上下水道局の所管分について審査いたします。  まず、第61号議案を議題とします。平成16年度大野城水道事業会計補正予算(第1号)について、執行部の説明を求めます。 14: ◯上下水道局長(関 泰弘) おはようございます。  それでは、私の方から、第61号議案の平成16年度水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、その概要を説明いたします。  まず、第1ページの第3条、これの資本的支出、第1款の水道事業費用の205万円の補正増と、1ページの下段から次の2ページの上段にかけまして、第4条の資本的支出、これの68万円、この補正増はいずれも人事異動によります人件費の増減の調整と共済組合負担金、この負担率の増によりまして、職員給与の調整を行うものでございます。  また、同ページの第5条の補正の予定額273万円、この分の増は、1ページの第3条の収益的支出営業費用、この205万円と、今のページの第4条資本的支出建設改良費68万円の合計補正額、増額分でございます。  続きまして、次に第6条と第10条は債務負担行為の追加2件、2,772万2,000円と、その期間でございますけれども、本件は水道施設管理の適正化と迅速化を図るために水道施設管理システム、それと給配水管理システム、これは平成16年度から17年度の2カ年にかけまして導入するため、今回、追加の補正を行うものでございます。  以上が今回の補正予算の主なものでございまして、詳細につきましては、ページ3からページ8に記載しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 15: ◯委員長(中西 毅) 説明が終わりましたので、これより質疑を受けたいと思います。 16: ◯副委員長木村文夫) 管理システムというのは簡素化ということですが、どういうふうに簡素化されるのか、そのシステム自体がよくわからないので、ちょっと説明をお願いしたい。 17: ◯水道課長(清原 崇) きのうの質疑の中でもちょっとお答えをしておったかと思いますけれども、今まで水道課では配管台帳といいまして、ペーパーといいますか、紙式の配管台帳がありました。それについては、工事した後に更新といいますか、配管台帳のやり直しを毎年していきよる状況です。もう1つ、給水担当の方では、各個人の方が新しく家を建てたりされますと給水申し込みをされます。そのときに、どういうところに何ミリの口径の給水管を引き込みますよというふうなことで、個人のデータと申しますか、個人データをずっとやっておるシステムがございます。  今回は、ここに書いておりますように、水道のシステムと給配水のシステム、これを1本にしようと。1本にしようといいますのは、昨年度、都市計画課地理情報システム電子地図と申しますか、それが構築されたところでございます。それは道路状況とか、そういう地理の情報があるわけですけれども、それに、今、言います水道の配管台帳、それと個人の給水台帳も重ねて、同時に画面を見れば、そういう状況がわかるというふうなものにしていこうかということで考えております。  先ほど言いました電子地図でございますけれども、これは、今後、維持課あたりが道路台帳、そういうものにも利用していかれるというふうには……、今後、下水道もそれを利用して整備していかれるというふうに聞いております。  以上でございます。 18: ◯副委員長木村文夫) そうすると、故障個所とか、漏水箇所なんかも、それである程度はわかるように。 19: ◯水道課長(清原 崇) そうでございます。例えば漏水箇所というんですか、委員さんが言われましたように、そこがどの地域のどこということが判明すれば、例えば修理工事をするために断水する必要があるときには、どこら辺のバルブを閉めたら漏水せんようなる。ただし、そのときどこの家屋が水がとまりますよというようなことも一遍に表示できるというふうなことになりますので、事後処理と申しますか、そういうものも早くできるというふうになろうかと思います。 20: ◯委員(伊藤雅都) いいですか、システムにちょっと関連して。システムは、今までは大きな台帳で図面をもらわんと、建築とかをするときにそこから引いてくるとかがあったんですね。それが、それでパソコンをつなげばすぐコピーがとれるとか、もらえるとか、あるんですか。 21: ◯水道課長(清原 崇) 基本的には閲覧という形をとっておりますので、よっぽど何かがない限りは、図面のコピーというんですか、あれは今も、従来もそういうものは出しておりませんので、一応閲覧という形で見ていただこうというふうには思っております。 22: ◯委員(伊藤雅都) 他市町村の話を聞くと、システム化しているところは、そういうふうにある程度配管のコピーをうちはもらっているよというところもあるみたいで、大野城市はそういう形がまだまだとれないのかなと。 23: ◯水道課長(清原 崇) 従来は、言いましたように紙データでございましたので、コピーとかは出しておりません。今後も、さっき言いましたように、個人給水管系も同時に見られるところもございますので、個人情報あたりに支障のないものは出せるようであれば出していきたいとは思いますけれども。そこら辺、またちょっと検討はさせていただきたいと思います。 24: ◯委員長(中西 毅) ほか、ございませんか。(なしの声)ないようですので、質疑を終わります。  これより討論に入ります。(なしの声)討論を終わります。  第61号議案、平成16年度大野城水道事業会計補正予算(第1号)についての採決を行います。  第61号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。(異議なしの声)異議なしと認めます。  よって、第61号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、第62号議案、平成16年度大野城下水道事業会計補正予算(第1号)について、執行部の説明を求めます。 25: ◯上下水道局長(関 泰弘) それでは、上水に続きまして下水道事業会計補正予算(第1号)について、その概要を説明いたします。  1ページの第3条の収益的支出、第1款下水道事業費用132万円の補正減です。これは水道事業会計と同じく人件費組合負担金の調整を行うものでございます。  次に、第4条の資本的収支の収入、企業債の8,000万円の増でございますが、これは事業の資金不足が見込まれることから、次のページ2の第5条に定めております資本費平準化債の限度額を1億7,000万円から2億5,000万円へ増額するものであります。また、同ページの上段の資本的支出1,120万3,000円の増は、これは資本費平準化債等借り入れ増に伴います企業債償還元金の増でございます。  最後の第6条の補正予定額175万円の減は、前のページの第3条の収益的支出営業費用マイナス132万円と、第4条の資本的支出建設改良費マイナス43万円合計補正額、減額分でございます。  以上が、今回の補正予算の主なものでございまして、詳細につきましては、3ページから8ページに記載しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 26: ◯委員長(中西 毅) 以上、説明が終わりましたので、質疑を受けたいと思います。ありませんか。 27: ◯委員永野義人) ちょっとわからないからお尋ねしますけれども、今、局長の方から、資本的収入の8,000万円の補正を、事業費の増加を見込んでおるというような説明で、今、詳細を見ておったんですけれども、その事業費の増加というのはどういったのが出てくるのか。 28: ◯企業総務課長鳥居正敏) 事業費の増加といいますよりも、もともと平準化債というのが、償還金が多くて減価償却が少ないものですから、その差額が、現金、キャッシュが足りなくなります。だから、その分を埋めるためにですね。償還額の方が大きいんですよ、毎年毎年ですので。だから、その差額、現金が足りなくなりますので、その分を新しく借り入れまして、そして償還に回そうという考え方です、基本的な考え方は。 29: ◯委員永野義人) 事業費、工事とか、そういったことの云々に関してじゃないと。 30: ◯企業総務課長鳥居正敏) まあ、回り回れば工事に行くかもしれん、行くんでしょうけれども。 31: ◯委員永野義人) 減価償却の関係。 32: ◯企業総務課長鳥居正敏) それで、下水道関係はもともとそういう構造になっておりますものですから、赤字じゃないんですけれども、第4条の資金が足りなくなるものですから、それで、新しくかえていく。今まではストックしていた現金でずっとやってきたんですけれども、一応そこが底をついていますので。また、制度も使いやすくなっております、平準化債を借りるという。だから、高資本の、物すごくお金がかかる下水道事業ですので、皆さん、償還のときには非常に苦労されていると。減価償却の方が少なくて、償還の方が大きいというのがもともとの原因です。  以上です。 33: ◯委員永野義人) わかりました。ありがとうございました。 34: ◯委員長(中西 毅) ほかにございませんか。(なしの声)じゃ、ないようですので、質疑を終わります。  これより討論を行います。(なしの声)討論を終わります。  第62号議案、平成16年度大野城下水道事業会計補正予算(第1号)の採決を行います。  第62号議案について、原案のとおり決することに異議ありませんか。(異議なしの声)異議なしと認めます。  よって、第62号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上。  暫時休憩します。     (休憩 午前10時31分)     (再開 午前10時43分) 35: ◯委員長(中西 毅) では、再開いたします。  ただいまから、認定第7号、平成15年度大野城水道事業会計決算認定について、執行部の説明を求めます。 36: ◯上下水道局長(関 泰弘) 説明の前に、このたび、きょう委員会資料として2部配付いたしております。水道事業会計下水道事業会計。これは、私どもが今日配付いたしました資料に基づきまして、すみませんが、薄い方で説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、水道事業会計決算認定、資料によりまして認定第7号より説明させていただきます。1ページの方は後で読んでいただきたいと思います。ページが飛びますので、よろしくお願いいたします。  まず、6ページをお願いいたします。  6ページの事業量の推移の主なものといたしまして、年度末の給水人口は8万9,929人で、前年度より586人の増、また、給水戸数も448戸と増加おるわけでございますけれども、逆に配水量は前年に対しまして年間4万9,264トンの減、また、1日平均として196トンの減となっております。この主な理由といたしましては、平成14年8月から平成15年5月、10カ月間にわたりまして、この年度は企業団給水制限、最高55%カットになっております。このことによります住民の皆様の節水効果が継続いたしまして、渇水時の影響で配水量が伸びなかった年度であります。  続きまして、ページ2とページ3に戻っていただきたいと思います。  これは第3条の収益的収支の決算。ページ2の上段、決算額の税抜き額Bと次のページ3の前年度決算額税抜きB、右の欄に対前年比の増減額を表示しておりますので、この欄で説明をさせていただきます。  まず、収入面で主なものといたしましては、(1)の営業収益、この中の給水収益が主な財源ですが、節水効果が継続し、対前年度より990万円、約1,000万円の減となっております。続きまして、(2)の営業外収益の加入金は、給水戸数の増加により約2,500万円の増。また、(3)の特別利益といたしまして、これは畑詰浄水場跡地、これの売却によります用地の売却益が1億4,000万円、これは一時的な財源として、当年度、確保されております。  次に、支出面で主なものといたしましては、(1)の営業費用といたしまして、原水及び上水費、これは企業団受水費も入っております。と、各水道施設減価償却費。これに(2)の営業外費用として企業債借り入れ支払利息。この3つが主な支出面でございます。  あと、ページ2の税抜きBの平成15年度の収益的収支決算額におきまして、収入、上段のBの税抜き合計額は約19億3,800万円。支出の上段の(B)、この税抜きの合計が約19億2,700万円。下段に、収支の差し引きにおきまして約1,100万円の純利益が生じておりますけれども、これはさきにございましたように、畑詰浄水場跡地の処分による特別利益が生じたことで、あくまでも単年度利益に過ぎません。以上でございます。  次に、ページ4とページ5に戻ってください。第4条の資本的収支の決算は、第3条の決算と同じく税抜き額BとEの欄で説明をいたします。  まず、収入面で主なものは、(1)の企業債、借入金が主でほかに負担金、それと加入金を財源といたしております。  次の支出の面では、(1)の建設改良費7億7,000万円は、主に第7期拡張工事として大山、五ヶ山ダム企業団の受水のための牛頸地区に高区配水池用地取得と、その採水施設の設計委託や、それと無整備地区等に対し配水管の新設改良工事、約1万948メートルを、それぞれ補償関連工事と、また(2)の企業債の借入金の償還元金、4億2,300万円が主なものでございます。  そこで資本的収支差し引き、下段の税込みBにおきまして4億3,900万円の赤字額が生じておりますが、下記に示しております補てん財源で補てんをいたしておるところでございます。  次に、ページ7をお願いいたします。  これは水道事業債の概要でございますけれども、1の水道事業債借り入れ及び償還状況でございますが、平成15年度借入額が6億4,700万円、償還元金は4億2,300万円、それに償還利息が約2億8,900万円となっております。下の2の平成15年度末の水道事業債の残高でございますけれども、114億1,700万円となっております。  以上が平成15年度の水道事業会計の決算の主な概要でございますけれども、参考といたしまして、償還元金の返済、これのピークは10年後の平成25年、約7億円。現在が4億2,300万円でございますので、10年後は大体7億円になると思います。また、償還利息でございますけれども、これは平成13年度の3億600万円をピークといたしまして、今後、減少していくと思われます。  私の方からは、以上でございます。 37: ◯企業総務課長鳥居正敏) 続きまして、8ページから各課ごとに説明を加えたいと思います。企業総務課から説明させていただきます。  職員数は浄水場の職員も含めまして38名でやっております。  それから、2番目の給与につきまして、人件費を表現しております。3億4,000万円。前年とあまり変わらない費用になっております。  それから、3番目の7拡の借入債の利子補てんというふうに書いておりますけれども、これは、今、瓦田浄水場の改築をしておりますけれども、そのときの資金を、企業債を借りておりますので、その利子が1億2,500万円ほどございます。それの20%を一般会計から水道事業会計の方に補てんをしていただくということで取り決めをしておりましたので、そのお金です。2,500万円でございます。  それから、4番目の配水池機能診断業務委託というふうに上げていますけれども、367万円ですけれども、これは配水池の中の4基、中と雉子ケ尾、平野台、中が新旧2つでございまして、4基を診断しております。診断結果は、躯体は大丈夫だという診断結果になっております。ただ、金属部分がかなり疲労しておりましたので、水をみんな抜きますものですから、そのときに金属部分だけ取りかえております。一応そういう結果になっております。金属部分というのは、バルブとかそういうやつですね。  それから、5番目、一般会計負担金1,477万円でございますけれども、これはホストコンピュータへの負担金、それから事務所の光熱水費、それから契約の方を財政課の方でしていただいていますので、それへの負担等々が入りまして、合わせまして1,477万円、一般会計負担金として支出しております。  それから、6番目の有形固定資産減価償却費でございますけれども、前年とほぼ変わらないんですけれども、6億3,000万円ほどになっております。7拡で大分投資をしておりますので、減価償却費が平成13年ぐらいからやはり上がりつつあると。ここでとまる、6億3,000万円ぐらいで後は行くんじゃないかなというふうに思っております。  それから、7番目の固定資産除却費と書いておりますけれども、固定資産除却に伴う資産減耗費でございます。これは畑詰浄水場を市の方に、一般会計の方に売却をしております。そのときに残りました簿価が、浄水場の資産がまだ帳簿上残っておりますので、それは全部除却をしておりますので、それを落とします。それが4,000万円ほどございました。それプラス、7,385万円のうちの減耗費につきましては、そのうち浄水場の4,000万円が含まれております。だから、平成15年度はぽんと高いです。4,000万円ほど高くなっております。  それから、8番目が固定資産の売却、これ、今さっき局長が説明しましたように、畑詰浄水場の跡地を、1,737平方メートルぐらいございますけれども、市へ1億6,100万円ぐらいで売却をいたしております。それの益の部分を計上しております。  以上、簡単でございますけれども、企業総務課の方からの説明を終わります。 38: ◯料金課長早野秀樹) それでは、続きまして料金課の決算の概要を説明いたします。  同じく資料の8ページの下の方になりますけれども、水道料金の調定及び収入状況でございます。水道料金、まあ下水道料金も同じでございますけれども、年間を6期に分けまして、3月から2月までという期設定になっております。それで、これは水道メーターの検針を偶数月に行っておりますので、それに合わせての期の設定ということになっております。そこに、それぞれ各期ごとの調定件数、それから調定金額、それから収入済額、回収率、それから16年度への繰越額と。  この中で、第6期、これが1月、2月使用分になるわけですけれども、この収入率が43.22%ですか、低いのは、これは2月使用分まで含みますので、納期限が通常でいきまして4月30日になります。その関係でどうしてもこの第6期分は3月31日までの支払いが、納期がまだ達しておりませんので、こういう43%という低い数字になります。ただし、平成16年度に1億5,000万円繰り越していますけれども、今現在ではかなりの部分が入っておりますので、この当時の調定額からいいますと、やはり98%ぐらいの収入率にはなっております。3月31日の決算で切りますと、どうしてもこういうふうになってくると思います。  それから、9ページの方へ移りまして、集金、検針委託業務でございます。まず、1番目の水道料金の集金委託、これにつきましては、6人の特別集金人さんを委託しております。これは通常の集金というよりも、いわゆる督促状を発した方々、いわゆる未納者、2カ月おくれが納期になりますけれども、それの1カ月後。2カ月納期で未納の方に対して督促するわけですけれども、その方々の徴収をお願いしています。その経費がございます。それから、2)の水道使用料の検針委託、これが各家庭に回っての水道メーターの検針を行ってもらっております。24名の方の検針員さんが毎期約3万件の検針を行ってもらっています。その経費でございます。
     それから、2番目の不納欠損の状況でございますけれども、不納欠損は、いわゆる時効、今のままでいきますと、地方自治法によりまして5年間の消滅時効ということになっております。この関係で、いわゆる倒産で事業を閉める、それからいわゆる無届け転出ですね、滞納したまま出ていかれた、どこに行かれたかわからない、そういう方々が5年たって結局時効になってしまったと。それを不納欠損として落とすものでございます。  以上でございます。 39: ◯水道課長(清原 崇) 引き続きまして、水道課の水道事業の主な概要を説明いたします。資料の9ページ、料金課の下の方を御覧いただきたいと思います。  1番でございます。活性炭の再生業務。活性炭は、水の臭気、色等を除却するものでございますが、2年間ほど使用することでそれが劣化してまいりますので、そのために洗浄、粒の調整等、あるいは補充等をしておるものでございます。それで、40立米を再生したものでございます。  次に、2番目でございます。水質検査業務でございます。安全な水を供給するために、水源である牛頸ダムや井戸の地下水、それに、また浄水場内での各処理前後及び各家庭に給水する時点での水質を水道法に基づいて検査を行ったものでございます。  次に、3番でございます。量水器取りかえの委託でございます。計量法に基づきまして、設置してから8年以内に取りかえをすることとなっている水道メーターでございますが、設置後7年以上経過したメーターを取りかえるものでございます。4,902個のメーターを取りかえました。  4番目でございます。宅地内漏水修理業務でございます。水道本管から取り出した給水管で、水道本管からメーターまでの間で漏水したときにその修理を行うものでございます。といいますのは、メーター前で漏水しますと、その数量がカウントできませんので、それこそむだな水ということになりますので、それは水道課の方で修理を行うようにしておるところでございます。修理件数は258件ございました。その主な原因でございますが、メーター前の止水栓の老朽化、あるいは継ぎ手部分からの漏水が主なものでございます。  5番目でございます。給水管の布設がえ工事でございます。平成15年度から鉛の水質基準が0.05mg/lから0.01mg/lへ強化されたことにより対応しておる工事でございます。本市の場合は、水道本管から取り出し分岐しております給水管の一部でございますが、約1メートルほどでございますが、それを鉛管で施工しておる状況でございます。そのために、年次的に布設がえを行っておるところでございます。同時に、水道本管の改修とかもやっておりますので、そのときに該当する部分があれば、本管と同時に対応もしておるところではございますが、鉛管があるということがわかっておるところにつきまして、個々に対応していっておるところでございます。15年度には52件を対応したところでございます。  6番、受水費でございます。これは福岡地区水道企業団から受水したものでございます。受水量は284万1,728立米でございます。総配水量811万3,919立米、全体の約35%ほどの割合になろうかというふうに思います。  次に、漏水修理でございます。これは公道漏水修理工事待機の委託料、道路内に埋設しております水道本管より漏水等をしたときに、道路沿いでございますので、陥没等、そういう事故も考えられますので、早急に対応する必要がございます。そのために業者を待機させておる、その待機料でございます。この待機料につきましては、勤務時間外の拘束時間というもので委託料を算定しておるところでございます。  次に、2番目の漏水修理でございます。これは公道部分というでございます。水道本管の老朽化しましたジョイント部からの漏水が大きな原因でございます。そのほか、例えば道路工事、側溝工事とかをやっておりますけれども、そのときに引っかけて漏水した、そういうものも見込んでおるところでございます。平成15年度は152件を修理いたしました。  次、8番目でございます。施設整備費、このうち浄水の施設整備工事でございます。牛頸浄水場内の薬品注入設備が老朽化してきておりましたので、改良をいたしたところでございます。  次に、配水管の新設改良工事でございます。維持課の道路整備工事等に合わせまして、老朽管を布設がえしたり、あるいは第7期拡張事業、変更事業を今進めておりますが、その中で新たに配水管を埋設した、布設した工事等がございます。全部で19カ所施工いたしました。延べのやりかえ延長と申しますか、これが8,381メートルほど施工をいたしております。  9番でございます。補償工事費でございます。これは、そこにありますように、下水道工事、区画整理事業関連の配水管の布設がえを行ったところでございます。1件、具体的に申し上げますと、山田那珂川宇美線でございますが、山田2丁目地内配水管布設がえ工事ということで改良いたしたところでございます。そのほか、7カ所、約2,000メートルほどの配水管を布設いたしております。  2番目でございます。三兼池の取水施設築造工事ということでございます。上大利北区画整理事業地区内に三兼池がございます。平成14年度に三兼池の改修工事に合わせまして、取水口及び取水塔といいますか、そういうものを築造したところでございます。池の整備も終わって、平成14年度に池の水をためるというふうなことになってまいりまして、実は取水塔の中に、今後、ポンプ等を設置するところであったのでございますが、水がたまってくるとそういう工事がしにくくなるということから、急遽ポンプの脱着装置とか、取水塔の上のコンクリート板とか、マンホール蓋、そういうものを設置した工事でございます。  最後、10番目でございます。水道加入金でございます。平成15年度は集合住宅等の申し込み等が結構多うございまして、全部で737戸、金額にいたしまして2億1,986万円の加入金があっております。市内あちこちでやはり集合住宅、マンション、賃貸マンションというふうなものがちらほら建っておるというふうなことから、加入金が2億円を超えたというふうになっております。  以上でございます。 40: ◯委員長(中西 毅) 以上で説明は終わりましたので、これより質疑を受けたいと思います。 41: ◯委員(井上博隆) 畑詰浄水場跡地の売却の関連で、水道でほかに大体どれくらいの土地があるんですか。 42: ◯企業総務課長鳥居正敏) 全体で幾らあるかというのは、今、データは持ち合わせておりません。 43: ◯委員(井上博隆) まだまだあるんですか。 44: ◯企業総務課長鳥居正敏) どこを処分できるかという意味の、遊休というんでしょうか、今、使っていない未利用の土地があるかというご質問ですか。 45: ◯委員(井上博隆) はい。 46: ◯企業総務課長鳥居正敏) 3カ所ぐらいございます。3カ所ぐらいあったかと思います。 47: ◯委員(井上博隆) それは、今後どういうふうな利用をされていくとかという計画は。 48: ◯企業総務課長鳥居正敏) 今となっては水道事業に必要なくなった土地なんですけれども、基本的にはできるならば処分をしていきたいというふうに思っております。それは、民間であろうと一般会計であろうと構いませんけれども、そういう取り組みをやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 49: ◯委員永野義人) 今の関連といいますか、企業総務の課長の説明で、一般会計からの補助金、第7期の利子の補てん、20%までということで、今回、平成15年度で2,500万円してありますけれども、この第7期の分に関して、毎年落としてあると思うんですね。あとどのくらい要りますか。年数といいますか、毎年落としてあるわけでしょう。わかれば。  それと、7番目の固定資産の、先ほどの関連の2つ目の売却されたところ、除去費の7,000万円と4,000万円と言ってあったけれども、ちょっとその辺を詳しく説明いただければと思います。 50: ◯企業総務課長鳥居正敏) 2,500万円につきましては、7拡が始まったときからお金を投じていきます。莫大な投資ですので、水道会計がなかなか苦しくなるということで、企業債を借りて返済をしながら利子も支払っていくわけですけれども、その一部を補助しましょうということで始まったと聞いております。だから、その制度は今からも続くであろうと。一般会計から水道会計へ利子の一部を補てんしていくというのは続いていくであろうというふうに思っております。 51: ◯委員永野義人) 償還。 52: ◯企業総務課長鳥居正敏) 償還ですか。償還は28年ぐらいと思います。 53: ◯委員永野義人) 平成の。 54: ◯企業総務課長鳥居正敏) いや、違います。借りたときから……。 55: ◯委員永野義人) 借りたときからね。 56: ◯企業総務課長鳥居正敏) はい、28年で償還はしております。まあ、25年とか、多少差はあるだろうと思いますけれども、28年ぐらいで償還しております。 57: ◯委員永野義人) 一般会計からは、その間は補てんがしていかれるということですね。その中の平成15年度が2,500万円と。わかりました。 58: ◯企業総務課長鳥居正敏) それともう1つ。固定資産の除却に伴う資産減耗費なんですけれども、通常、配管を布設がえして配管がなくなったりしますよね、その現物がなくなります。そのときには減耗費として上げます。資産で上がっておりますので、それがなくなった場合にはその分だけ資産から落としますので、落とすということが減耗なんです。だから、そういう意味でございます。 59: ◯委員長(中西 毅) ほかに。 60: ◯委員永野義人) 水道課の9番、三兼北地区のですね。これも随分前から、こちらの方から、水利の方から水をもらうというようなことが決まっておりました。今、課長の説明で、平成15年度は水が多くなれば当然工事ができないことは当たり前のことですから、池が干されたときか何かに何かされたようなことですけれども、これで終わりなんですかね。まだ、あと工事がほかに、要するに受水していくための本体工事といいますか、何かわかりませんけれども、その辺がまだ残っておるんですかね。そこいらを、ちょっと説明を。 61: ◯水道課長(清原 崇) 大枠と申しますか、池の中からの取り出し管といいますか、取水管、それと取水塔というところまでつくりました。今後につきましては、ポンプ設備とか、電源設備というものをつくっていって、それから先は、今度、区画整理地区内の公園あるいは道路用地を通って配管工事、それも進んでいくものと思っております。配管、ポンプアップ、基本的には池の水をポンプで汲み上げて、下流の方に送り込むというものでございますので。  時期につきましては、ちょうど公園用地の中にございますので、公園の進捗と合わせまして取り組んでいきたいとは思っております。 62: ◯委員永野義人) わかりました。  配水管は当然、区画整理とか、公園整備と合わせていかなければいけないんですけれども、池の中から取水する、さっきのような仕組みといいますか、そういったモーターとか、今言ってありましたね。実際、そういったのはすぐできるんじゃないですか。あとの配水なり、区画整理なりを、浄水場の方に送るとか、そういったのは工事がかかりましょうけれども、その辺はどんなふうですか。大体、大まかにいつぐらいで池の中のあれはというのはわからないんですか。 63: ◯水道課長(清原 崇) 池の周辺というか、中の分につきましては、大体外枠というのはできました。あとは水中ポンプを設置したり、電気で動かしますので、電源設備、キュービクルとか、配電盤とか、そういうものをつくっていく工事が残っているかと思います。 64: ◯委員永野義人) それがいつごろですか。 65: ◯水道課長(清原 崇) 時期がですね。 66: ◯委員永野義人) それも公園の整備と一緒に合わせていくんですか。 67: ◯水道課長(清原 崇) そうですね……。 68: ◯委員永野義人) 大体でいいですよ。 69: ◯水道課長(清原 崇) ここ二、三年内には施工できるかと思います。 70: ◯委員(伊藤雅都) それに関連して、今、斜樋がある方に取水しよるですね。あれは向こうに、今、工事していますね、公園内の方に。そうしたら、公園内の方がパイプが通ってしまえば、こっちの機械とか、コンクリで擁壁みたいにしてありますよね。あれはもう撤去されるんですか。 71: ◯水道課長(清原 崇) 既存の取水施設のことをおっしゃってあるんだろうと思いますけれども、それと下部、下の方の農地部分と申しますか、あそこら辺の整備状況、それとあわせて既存施設はもう撤去して、補償みたいな格好で考えておるんですよ。既存施設を撤去して、新しい施設に接続して、国道51号線の方におりていくというふうに考えております。 72: ◯委員(伊藤雅都) もう1点です。今年特に暑かったでしょう。よく市内の人から、水道水はにおう、臭いという人が、何件か聞いたんです。それで、例年、去年もおととしもそうやったのか、今年だけ特に暑かったそういうふうになったのか。そういうときはやっぱり薬品が変わったり、薬品を多くしたりとか、そんな、どういう努力をしてあるんですか。 73: ◯水道課長(清原 崇) 今、おっしゃいますように、時期的には8月のお盆前ごろ、ちょっとそういうふうな問い合わせといいますか、そういうものがありました。牛頸浄水場で浄水しておる水の区域の方からそういった問い合わせがございました。やはり8月の時期にかなり水温も上がりまして、ダムの中の水自体も少し青っぽくなっておるような状況でございました。そういうことから、浄水場でも検水といいますか、水をとり、原水をチェックして、臭いをかいだりして、消毒剤といいますか、あれの量を増やしたりして、そういう臭いとかの除去を図っていくようにしております。少しそこら辺が、ちょっとタイミングといいますか、あれがずれたりすると、送り込んだ分、もう既に浄水場から排水した分については、そのにおいが少し残るとかいうふうなことが、あるところでございます。今回の場合は、それ原因で苦情が来たものというふうに思います。 74: ◯副委員長木村文夫) 三兼に水が流れ込んでいるのは、牛頸川の……、(北田井堰ですの声)うん、あれからずっと流れているのは、区画整理でその状況というのはちょっと変わったんやろうか。 75: ◯水道課長(清原 崇) 基本的には変わっていないかと思います。といいますのは、北田井堰から取水しまして、牛頸の中通り地区ですかね、あれを通ってイガムイタ池、あれから仙頭ケ浦池を通ってたしか三兼に入っておるかと思います。一部区画整理地区内で池の改修とかを進めておられますけれども、そのルート自体は変わっておりません。 76: ◯委員(伊藤雅都) 料金課の不納欠損の状況を、今年は567万円となっていますけれども、増えている方ですか。そのまま横ばいですか。 77: ◯料金課長早野秀樹) 今、平成14年度と比較しまして、やっぱり100万円ほど増えております。これは、その年度にわたる大物の未納額があった場合なんかは影響しますので、必ずしもどんどん増えていっているかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、平成14年度の決算と比べますと、やはり100万円ほど増えている。今の時期からしましても、繰越額も増えておりますし、やはり不納欠損額も増えていくかなというふうな傾向は考えられます。 78: ◯委員長(中西 毅) ほかはありませんね。  ちょっと私、水道課の方に聞きたいんですけれども、漏水がありますけれども、毎回毎回漏水管のやりかえに経費がつきますけれども、これは管の老朽化によって漏水しているんですか。 79: ◯水道課長(清原 崇) 水道管の種類には、昔施工しました塩ビ管とか、あるいは鋳鉄管とか、最近はダクタイル鋳鉄管というものがあるわけですが。以前、もうかなり前に施工しました塩ビ管とかになりますと、やはり水の使用状況によって水圧のかかり方が変わります。そういうことで、縦にぱりっと割れたり、あるいはつなぎ部分、そういうところが外れるとかいうふうなことがございます。鉄製の鋼管にしましても、水圧の関係で曲がる部分とか、そういう部分が割れたりしてとかというふうなことで漏水が起こっておると……。(老朽管ですかの声)ということで、老朽管でございます。 80: ◯委員長(中西 毅) ほかにございませんか。(なしの声)ないようですので、これで質疑を終わります。  これより討論に入ります。(なしの声)討論を終わります。  認定第7号、平成15年度大野城水道事業会計決算認定についての採決を行います。認定第7号について、原案のとおり決することに異議ありませんか。(異議なしの声)異議なしと認めます。  よって、認定第7号、平成15年度大野城水道事業会計決算認定について、原案のとおり認定すべきものと決しました。  引き続き、認定第8号、平成15年度大野城市下水道事業会計決算認定について、執行部の説明を求めます。 81: ◯上下水道局長(関 泰弘) それでは、認定第8号、下水道事業会計決算認定について、私の方から説明をさせていただきます。資料により説明をいたします。1ページは後で読んでいただきたいと思います。  まず、水道と同じく6ページをお願いいたします。  その中の事業量の推移の主なものといたしまして、処理区域内人口が9万2,110人、人口の普及率が99.7%、そして水洗化率が99.3%と、さらに処理区域面積が1,273ヘクタールで、汚水の整備区域がほぼ完成に近づき、今後は雨水の整備の方へと移行していきたいと思っております。  続きまして、ページ2とページ3の方に戻っていただきたいと思います。  これは第3条の収益的収支決算でございます。収入支出のページ2、ページ3ともに、税抜き額のBとEの欄で対前年度の増減額等を表示しておりますので、ここで説明をさせていただきます。  まず、収入面で主なものといたしましては、(1)の営業収益、これは下水道使用料の13億6,900万円が主でございまして、ほかに他会計の負担金として雨水負担金と、(2)の営業外収益といたしまして一般会計より他会計補助金として8億7,500万円、これが主な財源として運用をいたしております。また、収入面でウエートを示しております下水道使用料は、整備区域の拡大によりまして、渇水の影響がない限り、今後、順調に伸びていくと思われます。  支出面では、(1)の営業費用の流域下水道維持管理負担金は、これは処理区域の拡大によりまして汚水量が増加したことにより、前年度より1,300万円の増。また、減価償却費は前年度より2,600万円の増となっておりますけれども、8年後の平成23年度をピークに、若干ではありますが、減少していこうかと思います。(2)営業外費用支払利息が9億5,100万円、これは11年度のピーク時、10億4,500万円を過ぎまして、また、低金利への借りかえを行っているところでございます。前年度より3,400万円減少いたしまして、10年後の平成25年は4億7,000万円と、約半額以下と見込まれております。  それから、第3条の収益的収支の決算額といたしまして、収入の下水道収益、税抜きのBでございますが、約23億7,200万円、支出の下水道事業費用税抜きB約23億3,100万円、下段におきまして、収支差額におきまして約4,000万円強の純利益が生じております。これは収入面で処理区域内の面積が、当年、平成15年度13ヘクタール整備されまして、それと、それに伴いまして水洗化戸数の増と使用量が増えたことと、支出面での支払利息が減少したことによるものでございます。  すみませんが、次のページ4とページ5をお願いします。第4条の資本的収支決算につきましては、第3条の決算と同じく税抜きBとE、それに増減額で説明をさせていただきます。  収入面で主な財源といたしましては、(1)の企業債の約6億1,700万円、(2)の補助金2億1,800万円、(3)の負担金として約2億2,600万円、これを主な財源として運用いたしております。また、支出面では(1)の建設改良費として約9億5,100万円。これは汚水処理区域の拡大を行うとともに、汚水整備がほぼ完成に近づいてきたことによりまして、雨水整備に取り組んだ年でもあります。それと、(2)企業債の償還金9億2,800万円が支出の主なものでございます。一番下の下段の資本的収支差し引きB、これは税込みの計でございますが、これにおきまして約8億5,800万円の赤字が生じております。これは下記の補てん財源で補てんをさせていただいております。  すみませんが、7ページをお願いいたします。  7ページの下水道事業債の概要でございますが、1の事業債の借り入れ及び償還状況でございますが、平成15年度の借入額は約6億1,700万円、元金の償還額が9億2,800万円、それに支払利息が9億5,100万円。次の2の事業債の残高でございますが、これが239億2,700万円となっております。参考といたしまして、企業債償還元金の返済ピークは平成23年、8年後の約13億7,000万円、これは見込みでございます。それから、これに伴います支払利息が、もう過ぎておりますが、平成11年度の10億円をピークに、平成25年、10年後には4億7,000万円と、やはり半分以下と見込んでおります。  以上でございます。 82: ◯企業総務課長鳥居正敏) 次のページにいきまして、各課別に説明いたします。  下水道会計の方は職員数が14名でやっております。  人件費、給与等なんですけれども、1億2,100万円でございます。  それから、3番目の一般会計からの補助金ということで、下水道会計は非常にたくさんのお金を使いますので、一般会計から下水道会計へ繰り出すという制度がございます。それで、その表を見ていただくと、繰り出し基準に基づくものということで、上から雨水処理に関する経費等々というのがございまして、繰り出し基準に基づくものは3億800万円繰り出しております。それから、その下段の基準外のものというのがございまして、これは管理運営費、実質的には下水道は赤字でございます。それで、管理運営費として一般会計から9億円繰り出しをしております。これは毎年同じ額程度が何年も続いて行われております。  それから、4番目が一般会計負担金ということで、電算使用料を含むということで、これは水道会計と同じでございまして、光熱費、それから契約の事務の委託、それからホストコンピュータの費用等々を含みまして990万円ほど一般会計へ負担をいたしております。  それから、5番目に受益者負担金の調定及び収入状況というのがございまして、下水道を使えるようになりますと、土地の面積当たりに受益があるので受益者負担金をかけていっております。平方メートル当たり290円なんですけれども、その調定でございます。平成15年度分といたしましては、2,621万8,000円調定をいたしまして、そのうち収入が2,232万円ということで、85.17%の収入率になっております。その下の平成16年度以降の繰り上げ分というのは、これはまとめて払いましょうという制度、前納がございまして、その分の調定額でございます。これは100%入っております。合わせまして、収入額としては3,831万9,600円入ってきてございます。  それから6番目、流域下水道事業建設負担金6,142万円でございます。これは、うちの下水道は処理場を持ちませんので、流域で処理を、一番最後に浄化をするということで、流域でやっております。それの建設負担金です。  それから、7番目の公共下水道事業認可の変更申請当初の分なんですけれども、336万円でございますけれども、これにつきましては、今まで雨水の計画が5年確率でなされていました。去年の7月19日以来、水害がございまして、10年確率にしようということで、高部巨道をもっと大き目につくろうということで、そういう計画を立てて認可をいただいております。平成16年3月に認可をいただいて、それを基準に今から整備をやっていくということにしております。  それから、8番目の減価償却費は6億4,000万円ほどございます。あまり変動しない数字でございまして、毎年6億4,000万円。現金は出ませんけれども、第3条で費用としてカウントしていきますので。  それから、9番の除却費は5万7,000円ですけれども、これは備品の除却です。  以上でございます。 83: ◯料金課長早野秀樹) それでは、続きまして料金課の決算概要を説明いたします。  9ページになりますけれども、1番、下水道使用料の調定と収入状況でございます。これは、基本的には水道料金と同じでございまして、料金体系が違うだけでございます。同じように年間を6期に分けまして、それぞれ件数、金額を調定しております。それから、収入率、それから16年度への繰越額という。やはり同じように第6期として収入率が42.41%と低いのは、先ほど申し上げましたように、2月分の納期限が4月30日ということで、3月31日を越えてからの納期になりますので、どうしてもこういう低い数字になってきます。同じように、結果的には今現在、やはり98%ぐらいの収入率となっております。  それから、2番目の御笠川・那珂川流域下水道維持管理負担金、これは先ほど企業総務課長が話しましたように、流域下水道の維持管理負担金でございます。これは、いわゆる流した量に応じての1立米当たり66円という負担金を支払ったものでございます。  3番目、下水道使用料徴収委託、これは、先ほど申し上げましたように、水道事業の方で水道料金のメーター検針、それから料金徴収等を行っておりますけれども、それに下水道の使用料の徴収を委託しているものでございます。だから、下水道事業会計から水道事業会計の方への支払いをするという経費でございます。  それから、4番目、不納欠損状況でございますけれども、これも水道と同じように5年間で消滅時効にあったものの欠損を行うものでございます。ちなみに、昨年と比べますと、約50万円ほど増えております。  以上でございます。 84: ◯下水道課長(香野善明) それでは、下水道課の主な事業の内容をご報告申し上げます。  水洗便所改造助成金として105件助成をしております。  2番目に管渠等の補修でございますけれども、92件行っております。マンホールの段差とかの小さな補修工事でございます。
     3番目に管渠、汚水ポンプ等の維持管理費。大野城市ではマンホールポンプといいまして、自然流下で流すにはちょっともったいないから、ポンプで吸い上げて工事費を軽減しようとして、小さなマンホールポンプをつくっております。それが3カ所あるんですけれども、それの維持管理費等々でございます。  それから、4番目、委託料でございます。下水道工事の設計とか、設計に必要な土質調査等の委託を行っております。全部で15件発注しております。それから、下水道台帳作成業務でございますが、下水道法第23条に下水道台帳を整備しなくてはならないということになっておりますので、それに基づきまして作成しておるものでございます。  それから、5番目、工事請負費でございますが、補助事業として5件、汚水、雨水等を発注しております。単独事業、大野西4号雨水幹線築造工事ほか30件出しております。公共升新設工事でございますが、広い宅地、田んぼとかは当初からますをつけていないところがございます。つけておっても場所が変わってむだになる。それとか、宅地を分筆されたとか、升がなくなる、そういうところに新設を行っております。29件でございます。  それから、補償費、下水道工事を進めるに当たりまして、水道管とかガス管とかが支障になりますので、それの移設補償費でございます。水道管移設8件、ガス管4件等々、トータル16件移設しております。  以上、概要でございます。 85: ◯委員長(中西 毅) 以上で説明を終わります。ここで質疑を受けたいと思います。 86: ◯委員永野義人) 企業総務の鳥居課長のところで、5番目の受益者負担金の調定の収入状況でご説明いただきましたけれども、この平米の290円というのはもう随分前からあると思いますけれども、平成15年度にこれだけの収入があって、平成16年度以降は繰越明許でここに入れてありますが、下水道の工事がもう大体100%に近い、こうなってきておりますね。だから、そこでお尋ねなんですけれども、受益者負担というのは大体大まか、もうこれも終了するというようなことになるんですかね。そこいらをちょっと。  それと、※印で前納報奨金ですか、このことについてもう少し、たしか1発でやればというようなことだろうと思いますけれども、何件ぐらいあったのか、その辺も、もしあれだったら。概略でいいですよ、こういったのは。 87: ◯企業総務課長鳥居正敏) 受益者負担金につきまして、今後どうなっていくのかというまず最初の質問でございますけれども、ご指摘のとおり、もうほぼ整備をしていっておりますので、これはもう近々なくなっていきます。それから、分割納入していただいておりますので、それが終わりますとゼロになっていきます。調定額は上がるんですけれども、実質的に新しい調定というんでしょうか、新しい区域ができてきませんものですから。それで、ちなみに平成14年度は調定額が3,700万円でございました。今年は2,600万円でございますので、やはりだんだん減っていくということになっていきます。  それから、前納報奨金につきましては、一括で納めたら割引をしましょうという制度でございます。何件あったかというのは、私はちょっと、今わかりません。そういう仕組みのものです。長年少しずつ納めていただくということもいいんですけれども、それを一括でしたら割引をしますという形でございます。それが平成16年度の以上の繰り上げ分という形です。 88: ◯委員永野義人) ああ、これに入っておりますね。 89: ◯企業総務課長鳥居正敏) はい、入っております。  以上でございます。 90: ◯委員永野義人) わかりました。じゃ、もうどんどん減っていくということですね。受益者負担というのは意味がなくなるということですね。  それと、先ほどの説明で、大野城市は下水道工事が皆さん方の努力で100%に近くなって、本当にうれしく思っております。これからは、先ほど局長の方から、公共下水から公共雨水の方に力を入れていきたいというような、これも大分前から言われましたが。それで、5年確率から10年確率へ、当然、認可をもらったということですから、この辺をもう少し説明を。それと、大野第4ですか、そこいらを今年は15年度決算でしてあるようですけれども、そこいらとの関連の説明を少しお願いしたいと思いますが。 91: ◯下水道課長(香野善明) 5年確率と10年確率の違いといいますか、一番当初は、下水道は5年から7年ぐらいの確率で整備しなさいという当時の建設省の方針でございました。ところが、最近、地球温暖化の影響と言われていますけれども、局地的な集中豪雨が多くなっております。だから、5年から7年ではだめだと。10年ぐらいに変えていけという国の方針でもあります。それを受けまして、10年確率に向けて計画を変えていったわけでございますが、5年確率の降雨強度というのが1時間当たり52.2ミリでございます。5センチ1時間当たり、結構な強い雨でございます。10年に変えたらその倍になるかじゃなくて、60ミリ6センチ、あんまり変わらないんですけれども、この差というのは大分大きゅうございます。60ミリに変えてより浸水を少なくしようということで、去年ですか、認可の変更を行ったものでございます。  以上です。 92: ◯委員永野義人) だから、今から10年確率の方に持っていって工事等々をやっていくということでしょう。今まで、5年確率でも浸水やら水害とかが出よりましたよね。そういったところで、一部をしてもらったりしておるところがありますね。緊急な場合のところを優先的にしてきてもらったと思います。そこいらも、やはり10年確率に持っていってもらえるんですかね。そこいらも少し。 93: ◯下水道課長(香野善明) その認可設計の中で、10年確率の雨が降った場合、流れない箇所というのが、市内に物すごく、何十カ所以上あります。100カ所以上あるかもしれません。そこの中に5年確率で整備したところも入っておると思います。ただ、その中で多分百何十カ所あったと思いますけれども、優先順位をつけまして、その中から整備していこうと。だから、5年確率で整備したところは、どうしても後の方になってくるんじゃなかろうかと思います。 94: ◯委員永野義人) していないところからということですね。 95: ◯下水道課長(香野善明) 危険なところからやっていきます。 96: ◯委員永野義人) わかりました。 97: ◯委員長(中西 毅) ほかにございませんか。  ないようですので、質疑を終わりたいと思いますが。(なしの声)じゃ、これで質疑を終わります。  これより討論に入ります。(なしの声)討論を終わります。  認定第8号、平成15年度大野城市下水道事業会計決算認定についての採決を行います。  認定第8号について、原案のとおり認定することに異議ありませんか。(異議なしの声)異議なしと認めます。  よって、認定第8号は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上で、文教水道委員会が付託を受けました案件の5件はすべて終了いたしましたので、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。     (閉会 午前11時53分)...